海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船

テアトル6、評価★★★
ゴーカイジャーの映画版。ライダーとの併映で時間は短いもので、あくまでもスペシャルといった感か。
そんなわけで、幽霊船の存在も曖昧な感じだったけど、描く尺が無いから仕方が無い。
ともかく、先の全戦隊映画の様に、映画としてアップデートされたアクションが見所・・・といったところか。物語は、スタンダードに5人の物語だったし。まぁ、制作時期もあってか、ゴーカイシルバーの活躍が殆ど無かったのが、この時期としては逆に新鮮。
あと、オバケの声優としてささきいさおが出てるのは知ってたけど、ちゃんと歌ってくれるのねwしかも堀江美都子と共に。
幽霊船に向かう時、「発進!」的なセリフではなくて「碇を上げろ!」だったらそれだけで満足だったのになぁー、と思わずにはいられない。<以下核心メモ>
やはり、幽霊船からの異世界で行われる、過去の戦隊との絡みネタが面白いもので。
過去の"ザコ"敵が出てきて、敵わないから合体!!・・・というところで、全然強くないのが戦隊らしくていい。
ゴレンジャーから野球仮面登場!と思ったところで、三振勝負。しかも、最後のボールで「ゴーオンジャー」のG3プリンセスが出てくるという仕掛け付きだけど、妙にテンションの上がる永井一郎の演技にはニヤニヤさせられたり。
最後は、ゴーカイオーとニセゴーカイオーの幽霊船上での一騎打ちになるが、スーツとCGのシームレスな展開は見応え十分。もっと、大味になるかなぁ〜と思ってたぶんの満足感かね。
今回のキーとなる幽霊船にある、"何でも一つ願いを叶える"というゴッドアイだけど、結局は先に現実世界に戻ってたマーベラスが、他の4人を異世界から呼び戻すの使い、「偽者だった」と言い切ってしまうあたりは、ゴーカイジャーらしくて好きだな。