超音戦士ボーグマン BD SONIC POWER COLLECTION

TVアニメ「超音戦士ボーグマン」のBD-BOX化。
DVDでリリースされなくてやきもきしていたところで、その先を行くBDでのリリース。まぁ、DVDで出なかった事で改めて買うという羽目にならずにヨカッタといい方に考えておく。


製品仕様はディスク9枚でTVと後日談のOVA(映画)2本、そして続編たる"2"を収録・・・って、やっぱりミュージッククリップの「MIDNIGHT GIGS」が含まれないのは大きなマイナスポイント!「FOREVER」と「Tender」で本編に作画で参加していなかった菊池通隆が作画した最終話エンドカット以降の映像が素敵だったのに・・・。でも、解説のブックレットで監督をしたねぎしひろしが、「以降を視聴者の想像に委ねるラストが・・・」と触れていたので、それを踏まえると妥当なのかな?
とは言っても、無き物として未見で記憶からも外していた"2"が入っているとは何たる始末!!
このブックレット、ねぎしひろしの他には菊池通隆と松本保典のインタビューが入っており、その内容は読んでいて面白い。まぁ、もう少し作品解説がされていれば、と思わなくもないが。
ボックスとインナージャケットは菊池通隆描きおろし。2度のLDジャケットと比しても現在の絵になっているけど、やはり好きな絵だ。リョウやジードのカッコいい・・・けど、チャックはどんどん"イケメン"から離れていないかい?ww


ひとまず、TV版#1-3とノンテロップOP&EDを見る。
オリジナルネガフィルムからのHDリマスターしたもので、これ以上のものは望めないだろう、と。ビックリするほどクリアとは言い難い感もあるけど、見ている映像が放映時に電波を通じて見ていたものよりキレイなんだろう*1、と思うと嬉しい。セルというかフィルムに載った絵の質感は感じられるし。但し、20年も前の作品なのでフィルム自体のダメージとかはあるけど、これは仕方が無い。
ただ、後期ED「Tender」のノンテロップで、メガロシティ夜景の美しさにちょっと泣いた。
絵以上に、音がクリアなのは嬉しいね。


作品としては、あくまでも"子供向けヒーロー番組"ではあるのだけど、SFとオカルトを上手く融合させた世界観、そして3人のボーグマンとメモリー、そしてダスト・ジードのキャラが生き生きしているのがいいな、と。
ただ、教師という設定なのに若すぎるのがなんともねぇ〜。・・・と、思ってたけども、この辺もブックレットで「当時の不文律で、ヒーローは20歳以上にはしにくかった・・・」という事にも触れていたね。*2
当時高校生だった自分がホントにリアルタイムでハマった作品。多分、改めて若い人が見るには辛いかもしれないけど、その時代に感じてた人にはいいアイテムなんじゃないかと思う。アニメのBD-BOXだから高いけどねww*3
超音戦士ボーグマン BD SONIC POWER COLLECTION [Blu-ray]

ひとまず、見た分について少しづつ。
#1「妖魔が来る。ボーグマン登場!」
ボーグマン登場エピソード。序盤からサイボーグである事を、その力を見せることで示し、更にバルテクター装着で妖魔を一撃で粉砕!という王道パターン。
#2「誰だ!第3のボーグマン」
変身バンクでアニスの「ムニッ!」が初登場。ここからもう、リョウ=松本保典,チャック=井上和彦,アニス=鷹森淑乃のかけあいが楽しい。そして、ナビをしながら「まちがえました」と道を戻るサンダー=山寺宏一もお茶目w
#3「悪夢を破れ!ソニックパワー」
学校での生徒エピソードへ。弱点探査が出るあたりはヒーローものだよね。敵役は塩沢兼人、狂人的な声はやはり似合うなぁー、と。

*1:もちろん、LDよりも高解像度なわけだし

*2:でも、今でもライダーなんか見てもどんどん若くなってるよね。その点、"オジサン"を出したという事でタイバニは評価している

*3:レンタル用のDVD化とかはしないのかね?と、思ってしまうのだが