いろはにほへと

休みの金曜。しかも天気がいい。
そんなわけで、午前中からフラフラと福島方面に出かける。


適当にウロウロした後に、福島市街のはずれにある「民家園」というところを訪れる。
以前にも来た事はあったのだけど、その時には開園時間が終了していて入れなかったという。やっぱり午後4時終了は早いよ…。
この民家園、江戸時代から明治時代の家屋を移築しているというもの。旅籠や農家の建物が、建てられた当時そのままの姿で存在するというのが面白い。これが、福島県が管理しているものというのだからたいしたものだ。*1


で、何故こんな建物があるところに関心をもったのかというと、高橋良輔監督が2006年に制作したアニメ「幕末機関説 いろはにほへと」のエンディングにて、"取材協力"という項にてこの施設の名前が挙がっていたから。
どうやら、この敷地内にある劇場の「旧広瀬座」を、劇中で赫乃丈一座が芝居をする「潮座」の参考として取材を行っていたらしい。*2
その「旧広瀬座」、本来なら街中にあったものだろうけど、移築で林の中にあるので突然大きな建物が現れた様な感じ。

中も見られるのだが、正に時代劇に出るような劇場の姿がそのままそこに。床に座る客席や、役者が歩く花道が広がる空間にはやはり感動がある。舞台には、廻り舞台の仕掛けがあるらしいのだが、それは見えなかったな。

今日見た時には客席には入れなかったけど、イベントでこの劇場を使っている様で。どうやら、明日からの週末もあるらしく、その準備の最中だったりとか。


他も見てまわっていたのだけど、先にあまり調べていなかったのだが、意外に広く、建物も多くて見るのが大変。どの家も、農機具や道具に解説があったり保安設備が隅にあったりするけど、ほぼ建てられて人が使っていた時のままの姿であり、見るべきところが実に多い。



午後過ぎから入ったのだけど、あっという間に閉園時間に…という事で、心残りあるけれど「また改めて来よう」と思いつつ撤収。
季節が変わってもまた面白そうな場所ではあるし。


ひとまず、民家園の後は映画館に行こうかとも思ってたのだけど、諸々ふまえて帰途につく。
まぁ、ずっと気になっていたものを確認する事ができただけでもよかったな。

*1:公式HP http://minka-en.com/

*2:制作当時の取材記が公式HPに。 http://www.irohanihoheto.jp/special/kikou02.html