ニューヨーク1997

未見の作品としてレンタル。BDでの視聴。
続編は観ていたのだけど、こちらは見ていなかったので。とにかく、カート・ラッセル演じるスネーク・プリスキンがカッコいい!短い尺で脱出劇のシンプルなストーリーなので、細かいキャラクターの設定は描かれないのだけど、その行動や会話の端々で知ったり感じられたりする情報だけで十分。
物語は、犯罪の増加でニューヨークの島を塀で囲って刑務所としたのが1988年、そして1997年に大統領が乗った飛行機が墜落し、大統領が脱出ポッドでその中に落ちたところを囚人に捕らわれ、それを本来は武装強盗で刑務所送りになる寸前のスネークが救出ミッションにあたる…というもの。元々反抗的なスネークに任務を遂行させる為に小型の爆薬を体内に打ち込み、その動作までの時間を区切る事で緊張感や時間要素を持っておりスムーズな展開に。しかし、発信器や追跡装置と共にサプレッサー付きのMAC10を支給したのはいいのだけど、何故かスコープが付いてるのだけど…w
塀の中での権力者との争い、そしてその中からの協力者と、細かなドラマを繋いでおり面白いのだけど、味方となるキャラクターの誰が一緒に脱出に成功するのかという緊張感が終盤に向けて高まってくるのだが、かなり裏切られる展開でショッキング。スネーク自体も早い段階で足に怪我を負ったりという緊張感も。
短い尺に面白い要素を詰め込んだ映画で、MSG等でモチーフとなるのも納得の内容。音楽もよかったな。でも、メインビジュアルの自由の女神の頭には騙されたなw
今回見たBD、特典の項目があったのでメイキングを楽しみにしていたのだが、開いたら映像のキャリブレーション映像なんかが入っていて驚き。何の意図があったんだ?
ニューヨーク1997 [Blu-ray]