ブラジルGP

今年の最終戦
フォーメーションラップ直前の雨での10分スタートディレイから始まるという、正に波乱の展開。
ポールからスタートしたマッサは、磐石の走りで安定した流れでそのまま勝利。


そういう事で、気になるのはハミルトンの順位。4位グリッドからの走りで、すぐに上に上がるだろうと思ったものが、チャンピオン確定圏の5位や6位近辺を行ったりきたりする不安定な走りで。最後に、雨が降りだした時の、クルマの安定性も全然無かったし。
そんなわけで、絶好調のベッテルに抜かれたりするわけで。
しかし、勝負は下駄を履くまで判らないもので、フィナルラップの最後のコーナーでグロックがスローダウンしたおかげで、チャンピオンが決定するという展開に。なんというか、ドラマチックというか、締まらないというか…。
まぁ、マッサがトップチェッカーとなった事から、一瞬歓喜に沸いたフェラーリピットが実に可哀想。


やっぱり、アロンソの速さが目立ったなぁー。こういうレースでの展開をうまくコントロールできるのは、さすがというところ。
あと、ライコネンも速いのは確かなんだけど、あとはトラブルに巻き込まれない等の安定性が欲しいよな。


このレースがラストランとなるクルサード。スタート後の混乱で追い出されてのコースアウトとは…。実に残念なレースだったなぁ。


今回のトップ3は以下の通り。
1位 フェリペ・マッサ フェラーリF2008
2位 フェルナンド・アロンソ ルノーR28
3位 キミ・ライコネン フェラーリF2008


今年のチャンピオンがルイス・ハミルトンとなったわけだが、やっぱりしっくりこないなー。決定的な上手さが見られない様な気がして。
かと言って、マッサも波が大きいから、いまひとつピンとこないんだけど。
ともかく、レギュレーション上でしっかりチャンピオンを獲得したハミルトンは祝福しないとね。
うーん、来年はアロンソライコネンのチャンピオン争いを見たいなー。