二十世紀少年 第2章 最後の希望

テアトル6、評価★★★
3部作の2本目。原作は該当箇所の途中まで読んだか。
内容としては、原作のエピソードを再構成しての物語の様で。第1部よりも、再構成の度合いが大きい様な気がする。
中間の作品である為仕方が無い事だが、やはり前からの繋ぎと後からの引渡しの役割が大きいのが実際。終わりはどこまで描くの?という疑問がついてまわる様な展開だったし。それでも、キャラの立て方や、物語の持っていき方は、それほど無理無く進んだか。
それにしても、エキストラ撮影が素晴らしかった。エキストラを使うシーンが多くても、その映像でシラけるようなものはなかったし。
2本目も、メインキャストはもちろんの事、チョイ役の人達が豪華な映画でしたよ。そんな中、小泉響子を演じた木南晴夏と、高須を演じた小池栄子の存在が際立っていた。カンナの平愛梨は思ったより良かったけど、逆にハマりすぎかなぁー。<以下核心メモ>
物語は、「しんよげんの書」をめぐる話と、ともだちランドの話を軸にして、ともだちの暗殺から復活までを描いたもので。
クライマックスとしてオッチョの教会への乱入からともだち暗殺を入れたんだろうけど、そこからの流れがやや沈んだ感じになったのは構成上仕方が無いか。
エピソードのラストは、細菌兵器を主要都市に仕掛けて人類滅亡・・・というくだりで終わるのだが、やや説明的な感が否めない。もちろん、第3章へのブリッジとして北海道でのシークエンスを入れて、ケンジ復活を描く流れでテンションを上げているのだが。