超電王トリロジー EPISODE BLUE -派遣イマジンはNEWトラル-

ワーナーマイカル4、評価★★★
電王の映画3連作の2本目。NEW電王がメインの物語。
1本目もそうだけど、人同士の繋がりを明確にした物語で、脚本の構成は見事。契約者とその祖母の関係に、孝太郎とテディの関係を重ねる物語はベタだけど素直に感情移入できる。
ただ、尺の短さもあってか、映画として…と考えるとやはり正直微妙な感じも。大きなテーマはあるけど、吸引力が無いというか。まぁ、それを補う為の尺の短さであり、逆に電王らしさにはなっているのだが。
でも、映画らしいクレーンの使い方は面白かったかね?
やはり、映画という枠には合わないなぁ…でも、それなりの面白さはあるんだけど。


〈以下核心メモ〉
物語の冒頭からのテンポはいいけど、ターミナル…と称して良太郎が現れた景色がただのビルの屋上で、感覚的に伝えられていないのが東映映画のクオリティか。
今回の契約者は、未来で祖母と一緒に誕生日を過ごさなかった事を悔やむ女性。その、「一緒にいる事が当たり前になっていた」という台詞が、孝太郎とテディの関係に重なるのだけど、ラストの誕生パーティとエンドロール後の手紙は、ちょっと涙腺が緩む。
マンティスイマジンがあっさりNEW電王に倒されるのは愛敬としても、その戦いの為に砂となって消えたテディが復活したのは、テディが厄除けと間違って孝太郎に渡した、縁結びのお守りのお陰…って事もあるのかね?