劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョOFミュージック

テアトル3、評価★★★
キョウリュウジャーの劇場版。
新たな敵の登場、キングと古くから縁のある女性の登場と、番外編としてのスペシャル要素は盛りだくさん。それでも話は複雑ではなく、30分という短い尺の中でずっとクライマックス状態で一気に駆け抜けた感じ。ただ、事前の触れ込みやタイトルにある様なミュージカル的な雰囲気は弱かったのは期待はずれという感じで残念。
毎度の如く生身のアクションは素晴らしく、今回は久しぶりに大きめの炎を上げる爆発を見た様な。ただ、そういうアクションでのテンションでテンションが高くなった分、終盤での巨大メカ戦のCGバトルが残念というか。
あと、女性キャラが多いのだけど、ニーハイや露出のある衣装、囚われで縛られるとかかなりフェチ的な要素があったのは監督の趣味かサービスか。
いつもの短い尺だけど、キョウリュウジャーのキャラクターを生かした面白い物語であった事は満足。<以下核心メモ>
キングの古い知り合いであった天野美琴が、古の歌姫の力を継ぐものという事が物語の軸に。そこに、かつて敗れたデスリュウジャーがトバスピノを従えて美琴の力を利用しようとするもの。連れ去られた美琴を救うための力として、「祈り歌」をみんなで歌って力を…というくだりでミュージカルらしい雰囲気になるのだけど、少しインパクトは弱いか。まぁ、それが物語の展開としては必然なのだけど。ただ、曲調としてはサンバっぽいのでやってくれれば…とは思ったわけで。
むしろ、エンディングでのダンス拡張版のほうがミュージカルっぽいというか。途中で舞台となったGロッソでのエキストラも凄かったけど、「仮面ライダーウィザード」の出演者もダンスの中にいたのは楽しい演出。